ごあいさつ

名古屋大学を代表して

名古屋大学 総長
杉山 直

この度は、名古屋大学の未来材料・システム研究所と工学部・大学院工学研究科が共催で、科学技術の祭典「名古屋大学テクノロジーフェスティバル」を開催する運びとなり、名古屋大学総長として大変嬉しく思っています。今回は特に、赤﨑先生、天野先生のノーベル賞受賞からちょうど10年ということで、関連する研究所や学科の方々の総力を上げてのイベントとなります。この機会に、本学の工学系の研究アクティビティーを学外の皆さん、特に未来を担う小・中・高校生たちに是非とも知っていただけたらと思っています。今回のイベントは内容も工夫をこらし、小・中・高校生たちには実際に手を動かしてもらう実験なども用意されていると聞いています。参加される皆さんには、楽しみながら科学技術について学んでいただければ幸いです。



開催者を代表して

名古屋大学 未来材料・システム研究所 所長
内山 知実

未来材料・システム研究所(IMaSS)は、エネルギーの効率的な創出、変換、貯蔵、伝送、消費に貢献する、材料とシステムに関する研究に取り組んでいます。この度、IMaSSは、本学工学部・工学研究科と共催で、創エネルギー・省エネルギーのための材料から、それらを活用するためのシステムにいたる工学分野について、皆さんに体験し学んでいただく名古屋大学テクノロジーフェスティバルを主催することになりました。天野浩先生による講演をはじめ、工作教室、施設見学、技術展示など、とびっきりの講座を企画しました。世界最高水準の研究に触れる貴重な機会です。若い皆さんのご参加をお待ちしています。

本事業にご賛同いただき、ご協賛いただいた株式会社デンソー様には、この場を借りて厚くお礼申し上げます。また、開催にご尽力いただいたIMaSS、工学部・工学研究科をはじめとした学内の皆様にも心から感謝申し上げます。

名古屋大学 工学部長・工学研究科長
小橋 眞

名古屋大学テクノロジーフェスティバルを未来材料・システム研究所と共催することができ、とても喜ばしく感じています。工学部オープンキャンパスでも毎年、高校生向けのイベントを開催していますが、このテクノロジーフェスティバルは小中学生や保護者の方々も含めて最先端のテクノロジーについて知っていただく大変すばらしい機会です。テクノロジーの真髄は、理論、計算、過去の研究に基づく予想が実験によって現実のものとなる瞬間にあります。工学部からは電気電子情報工学科を中心に、多くの先生が講義や実験教室を提供して下さいました。是非、お楽しみ下さい。また、工学部の企画として、工学部女子学生の日常生活や、進路などについてお話をする座談会を企画しております。工学部で学んだ多くの女子学生が、社会で技術者あるいは研究者として活躍しています。是非、女子中高生の皆さん、保護者の方々と会場でお会いしたいと思います。



協賛企業を代表して

株式会社デンソー 経営役員 CTO (Chief Technology Officer)
加藤 良文

名古屋大学テクノロジーフェスティバルの開催にあたり、株式会社デンソーとして、また私自身、名古屋大学の卒業生として、この素晴らしいイベントに関わることができることを、大変嬉しく思っています。子供の頃や学生時代に学んだことや経験したことは、今日の私を形作る上で、計り知れない影響を与えてくれました。今回のフェスティバルが、未来を担う若い世代の皆さんにとって、新たな発見や創造の場となることを、心から願っております。

デンソーは名古屋大学と共に、科学技術の未来を切り開く若い才能を支援していきたいと考えています。このフェスティバルを通じて皆さんが、科学に基づいて、創意工夫やたゆまぬ努力で新しい価値を創造する「工学」の魅力と素晴らしさに触れ、将来のキャリアについて考えるきっかけになれば幸いです。デンソーの先端技術の展示や、デンソーで生まれたQRコードのイベントも開催させていただいております。是非ご覧ください。